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本所の津軽上屋敷と山鹿素行

落語カフェでの「一龍斎貞橘の会」を聞き終えて、神保町で講談本を探して  
ふらついていて、目にとまった「江戸地名辞典上・下」を買う。

江戸地名辞典、下_convert_20131130215427 江戸地名辞典_convert_20131130215355

以前書いた記事の
「人情話 本所の塩原多助」で書いた・・本所界隈の描写にあった
  人情話 塩原多助2 2012.10.14(Sun)ブログ記事


本所には 過ぎたるものが 二つあり 
         津軽大名  炭屋塩原

と歌われた・・
陸奥弘前十万石津軽越中守上屋敷は、もともと、
神田小川町にあったものが、本所に移ったもの。


江戸市中の九つある時の鐘にならって、江戸城でお城坊主が太鼓を打ち、
大名家も真似たのを幕府が禁止し、津軽家は止めなかった為、屋敷替えされる。

当時、本所は江戸市内でなく葛飾だった。(江戸芸能落語地名辞典より抜粋)
その時の当主は越中守信政で山鹿素行に兵学を学んだ剛気な大名である。
  (森鴎外の「渋江抽斎(しぶえちゅうさい)」に見られる記述)


いつの時代も剛毅な気質の男子はいるもので、

津軽家は大川端(隅田川沿い)に上中下の屋敷が揃っていたと云うことで、
山鹿素行は林羅山門下、山鹿流兵学と儒学を唱えて、
朱子学を批判したとされて、赤穂藩浅野家に配流になり、
浅野家当主はこれを礼をもって迎え師と仰ぎ、
ゆえに藩内で山鹿流軍学は奨励されます。


後に息子の内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇を、家中の浪士が討ち果たすのは、
そんな浅野家の家風・藩内の教育によるところが大きいようです。
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ルームセラピー”未来先取り片づけ法”とは・・?

山田ひろみさん2_convert_20131130002404 山田ひろみさん_convert_20131130002325
「壁だけ片づけ術」カリスマルームセラピスト山田ひろみさんのお話

お部屋を片付けられない私とブログをお読みの皆様に。。

未来先取り片づけ法とは・・?

お部屋に散らばった沢山の諸々のモノの
・壁だけ片づけ(一か所のみ)
・番地決めして(パズルをあてはめる様に置いていく・住所不定はいけません)
・仲間集め(寂しくないようにね・・)
・未来の私が要る?要らない?(で取り置くかを決めたら)
・新しい番地に定住
・そして、壁だけ片づけ・・(全個所)(^v^)

見た目をBeforeとAfterで劇的に変えると、心が感動!動きます‣

壁は未来の人生のスクリーン
あなたの望むstoryにぴったりの舞台セットで暮らせば、
あなた主演の映画のハッピーエンドを人生は描き始めます。
   ゆほびか12月号に「掃除と片づけ」ルームセラピー特集あり

不安(ストレス)ないところに感動は無く・・        ストレスあってこそ人生は生きやすい

望月_convert_20131129010846 クリス岡崎懇親会後20131128_convert_20131129011111
    望 月 さん           フアンと記念撮影のクリス岡崎さん
                      (右は山田ひろみさん)

「宝地図」でお馴染の望月俊孝氏が、
数十年来の友人でもある、エンターテイメント型モチベーター
「億万長者専門学校」著者のクリス岡崎氏のセミナーを企画開催し、
150人のクリスファンが寒空の下、新宿に集まりました。

「一瞬で人生を変える レバレッジの法則」

クリス岡崎氏いわく
不安(ストレス)ないところに、感動は無い・・
寧ろ
ストレスがある方が人生生きやすい

怒り(ルール破りへの・・)や罪悪感(自分がルールを破った場合)は、
ルールを見直す‣すると人の好き嫌いは変わる‣人間の未来は変えられる

ルールを見直し、自らに嵌めた制限を外し、
柔軟に自分を変え、未来を変えていく

その億万長者専門学校の第1期生の山田ヒロミさんが、自分の心の制限を外し、当時、身一つで不安だった7年前、自信を取り戻し、カリスマルームセラピストとなった、その第一歩を踏み出す転機になったクリスさんとの出会いを語り  ルームセラピーについて語ってくれました。

ルームセラピーとは
片づけと掃除と模様替えで人生を変える方法
片づけは過去を癒し、掃除は現在を楽しく豊かなものにし、
模様替えは未来を変える・・。

してみると、今の私の部屋の状態では、未来は終わってますな‣・(;一_一)

魔法の様な呪文は、ひろみさんには7年もかかったままだけど、
はて、私は、今夜のシンデレラタイムを過ぎても魔法は解けないだろうか・
不安ですが、不安(ストレス)があったほうが人生は生き易いと云うから・・。


宝井尽しと貞山「義士銘々伝赤垣源蔵徳利の別れ」

初冬の寒空の下、講談かぶら矢会宝井琴調の(ファン山口則彦氏の)新作で、江戸の律義な商人が、23年前、お伊勢参りの中途追い剥ぎに会い、助けを求めたその先での、隠し続けた出来事は・・「討たれ清右衛門」で幕開けし

宝井琴柳の「任侠国定忠治」面白い、笑える。
宝井琴星の自作「贋作物語メーへレン」評論家にケチつけられて売れなくなった画家が報復企て、フェルメールの贋作を描いて、本物と云わせる腕前、戦後はドイツのゲーリングに贋作を高額で売り付け敵国に報復したと、英雄になるお話。

貞山と琴星_convert_20131127000352 琴桜_convert_20131127000439
    貞 山 と 琴 星             琴 桜
女流宝井琴桜は「三河武士気質鯉の御意見番」人を諌めるは難しいもの、やんわりと風諫(ふうかん)率直に強硬に強諫(ごうかん)、死をもって諌めるが死諫(しかん)、主が大切にしている鯉を食して、人の命より鯉を大事とし人命を粗末に考えた主(徳川家康)を諌めた三河武士の話。

新吉原百人斬り愛想づかし」は、吉原で人前で愛想尽かしをされた、佐野の豪商次郎左衛門が八ッ橋花魁と店の者を斬り殺すお話「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」が、講談ではどうなってるか、楽しみだったけど、琴梅師匠が風邪でのどを痛めて声が出ず、御挨拶だけで楽しみはまた、次回に・・。

トリは一龍斎貞山の、この季節やはり「赤穂義士銘々伝赤垣源蔵徳利の別れ」NHK大河ドラマでもお馴染の、兄の家に別れのあいさつに来た赤垣源蔵が留守の兄の羽織を相手に、別れの酒を酌み交わす。翌朝は討ち入り、引き上げる赤穂浪士の隊列の中に、兄の命を受けた老いた郎党が源蔵を見つける。
神田松之丞の「勝田新左衛門」に続いて、この冬、義士銘々伝の二話目でした。いずれも良い話、じっと聞き入ります。浅草の寄席の貞山11,8日はお疲れ?外れだったので、今回、緩急ある艶ある低音の語りで面目躍如( ^^) _U~~

松之丞の義士銘々伝と、お笑いアニメ風「遠袖の音吉」

24日、神田松之丞独演会講談実験室に行きました。一席は

『遠袖の音吉』(たがそでのおときち)
口達者な子ども・音吉が出てくる楽しい講談。今回の試みは、往来で往きあったやくざの親分に、天秤棒担いだ魚売り・音吉が生意気を言い過ぎて、脇差を抜かれる。ピンチの時に読めと遺言された爺ちゃんの遺書を開いて・・指をしゃぶって翳しても頼みのキントン雲は現れず・・と、松之丞考案のドラゴンボール風・楽しい趣向が施されている。12歳で、親分に預けられた音吉は、19歳にしていっぱしの任侠ものになる。

若手らしい熱演『こはる十二支の会 巳年の巻 その参』ゲスト神田松之丞 2013/10/20管理人四家正紀(4K)さんによる松之丞近況
神田松之丞2_convert_20131125231809 神田みのり_convert_20131125231934
新宿御苑前「道楽亭」にて独演会の神田松之丞    打ち上げでの前講の神田みのり

もう1席は、季節もの 赤穂義士銘々伝より『勝田新左衛門』

赤穂城倒産後、大根売りに身をやつして探索を進めるシンザの姿を舅が見咎め(舅は侍の彼の腕っ節に惚れていた)、さんざんに言う。
このじいさん熱~~ィ朝風呂が大好きで、12月15日も早朝から朝湯に浸かる。風呂屋の前で瓦版にシンザの名を発見すると狂喜し、周りの若い者は熱い湯にじっと我慢で浸からさせられるわ、婿の快挙に無理やり相槌を打たせられるわ(~_~;)、さらに、爺さんは素ッ裸のまま雪の中を走って帰宅。自宅へ戻り娘の八重と会い報告、離縁状を確認してまた感動(討ち入りのあと、家族に罪がおよばないようにする心遣い)。舅は彼女のモトドリ(尼さんになるために切り落とした髪の束)と「去り状」を持って、孫の手を引き、その後泉岳寺に行って勝田本人に詫びる。(漫画家忠臣蔵ファンのもりいくすおさんの解説)
落語「義士大根」だとこのハナシに
「シンザは孝行者じゃ。道理でこうこを売っておった」とオチがつく。
       紹介 「くすや」ちょ~個人的忠臣蔵ファンサイト

いい家族の日時

今更ながらですが、11月22日はイイ夫婦の日、または、イイ普通の日です。

6年前、夫婦・家族で関西に旅行に行った時のこと、
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          通 天 閣 通 り 1
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          通 天 閣 通 り 2
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          法 善 寺 横 丁 

12歳の息子が、病気が治ったばかりでまだ、時折痛む足をさすりながら、
大阪の街の通天閣に登り、串カツをソース2度づけお断りの張り紙見ながら、
ふっくらした丸い顔で頬張った写真を思い出しました。
大阪城址公園で、舟に乗り、淀川支流の流れの上で、岸辺を見上げると、
大阪市庁舎や銀行のアンティークな西洋建築が
絵に描かれた情景のように美しかったのを思い出します。

いい家族のその時々のページがあったなあ・・
そんな風に思いだしたのは相互リンクさせて頂いているブログ

全日本丸顔協会」さんの記事が〈11月22日いい夫婦の日〉であったことと
おしゃべりな写真達」さんが大阪の通天閣の写真を載せて語られていて、
その頃のことを懐かしく思い出したのでした。

12歳の丸かった幼子(おさなご)は既に親の背を30CMも超えて、
意識も串カツにソースつけて喜んで笑っていた少年でない・・。
嬉しくもあり寂しくもあり・・・です。

重いテーマを明るくコミカル軽妙に「清須会議」

清須会議2_convert_20131123205648

「清州会議」を観ました。
「素敵な金縛り」に出てきた、刀扱いが苦手で、人斬るのが怖い武者更科六兵衛(西田敏行)も登場

本能寺の変の後、信長の小姓連中から出立した四奉行、
無骨で律儀、一本気な⇒頑固・融通が利かない純情な柴田勝家(役所広司)
冷静で思慮深い⇒柔和、最後は決断を翻す丹羽長秀(小日向文世)の
オーソドックスな二人に加えて

元忍者の滝川一益(阿南健治)は大局を見逃したのか、戦っていて会議に遅れ、代理で池田恒興(佐藤浩市)が清須城での織田の後継者決め会議に出席し、餌に釣られて投票、草履取りからのし上がった、才覚抜群の藤吉郎・羽柴秀吉(大泉洋)が、お調子者でしたたかに人心を掴んで会議を回して運を引き寄せていく様を、コミカルに軽妙に明るく描いていて、実は藤吉郎の冷たい野心家の嫌な面が浮かび上がってくるという、暗くて重いテーマを、明るくコミカルに軽妙に描くのが傑作の秘訣なのだ、と思わせる三谷幸喜の名人芸エンターティメントです。

五人の人間の資質や二面性は、一人の人間の中にも混在する事に気づかされる。


「秘密保護法案」情報管理と出口の国民への公開について

入口の特定秘密の限定に論点集中していますが、
「知る権利を脅かすな」 秘密保護法案、各地で反対集会
   朝日新聞デジタル2013年11月22日00時44分


西山さん「民主主義が崩壊する」 秘密保護法案を批判
   朝日新聞デジタル 2013年11月21日20時24分


【河村克兵】1972年の沖縄返還を巡る日米密約の取材に絡んで国家公務員法違反容疑で逮捕され、有罪が確定した元毎日新聞記者の西山太吉さん(82)が21日、参院国家安全保障特別委員会に参考人として招かれた。(中略)・・西山さんは「外交交渉のプロセスをいちいち公開する必要はないが、結論は全部、国民に正確に伝達しなければ、民主主義は崩壊する」と指摘。「結論を公開することを与野党共通の土台にしてほしい。それだけで特定秘密の領域は相当限定される」と訴えた。
 法案を出した安倍政権には「権力集中には必ず秘密保全が伴うが、戦後、こんなに一挙に権力集中の動きが出たことはなかった。反省してほしい」と述べた。(引用終わり)

情報管理と出口の国民への公開について
日本では
2001年に情報公開法が先に制定され、
2011年4月公文書管理法が施行
順序が逆であったため、情報公開法が制定された時、相当量の秘密情報資料が省庁により廃棄・燃やされたそうです。国民の知る権利が機能しない国・・日本。

国立公文書館が出来た年代は
仏    1790年(フランス革命時)
英国   1838年
カナダ  1873年
ドイツ  1911年
米国   1938年
中華人民共和国1951年(建国して間もなく)
日本   1961年
ベトナム 1962年(ベトナム戦争時)
フィリピン1964年
韓国   1969年
マレーシア1977年

さらに管理する公文書は総数数万点あるのに、職員数は
米国 2500人
中国  560人
日本   42人・・これでは、機密文書を適正管理は不可能ではないでしょうか??特定秘密に指定しても、その管理はどーにもならない人数レベルで、資料は散逸、30年(60年)たっても、公開されることもないだろう、紛失しているから・・。
と云う訳で、日本は、情報管理には向かない国家・であることを痛感します。

霜月顔見せ興行で歌舞伎界この1年を振り返る

赤穂浪士討ち入りを描いた「仮名手本忠臣蔵」を歌舞伎座で、霜月・師走と興行

文政年間の由良之助役者は上方の市川團蔵でありましたが、平成の顔見せ興行(芝居は11月が年の初めとされ、全役者が揃って興行をする)では中村吉右衛門、師走は松本幸四郎兄弟が務めます。

団十郎・勘三郎の急死のあとも、歌舞伎会は役者の怪我、病気が相次ぎ、
梅雨小袖昔八丈・髪結新三・勘三郎 
故勘三郎の梅雨小袖昔八丈・髪結新三(つゆこそでむかいはちじょう・かみゆいしんざ)


上方の片岡仁左衛門が病気休演し
安名 仁左衛門の保名


お軽役の福助もめまいで入院し中村芝雀が代演、寂しい顔見せになりました。
鷺娘 おかるを病気休演の中村福助

さらに、坂東三津五郎が膵臓腫瘍摘出して漸くに退院、地方巡業を休演する。
写真+(73)_convert_20130928205933 坂東三津五郎

目出度いことは、尾上菊之助と中村吉右衛門の四女ようこさんの結婚、
そして、海老蔵の長男誕生
道行旅路の花婿
清元舞踊「道行旅路の花婿」を踊るおかる(菊之助)と勘平(海老蔵) 

海老蔵さん
勧進帳の義経一行を武士の情けで逃した富樫左衛門の様に清廉に情厚く
写真 (100) 海老蔵の富樫左衛門(とがしざえもん)

暫(しばらく)の鎌倉権五郎の様に逞しく(ハングレと喧嘩などしてないで)
写真 (97) 海老蔵の鎌倉権五郎
頑張って、歌舞伎界を盛り立てて下さい。

新年初春は菊五郎の復活狂言で祝幕開け、台本のない古い話を例年一から作り復活興行している、力量も心底も人間国宝に相応しくあっぱれな菊五郎さんです。
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菊五郎の片岡直次郎『天衣紛上野初花』 くもにまごううえののはつはな

『特定秘密保護法』にみんなの党、土壇場合意!

あの維新の会でさえ、
特定秘密の「30年後の全面公開」
「範囲を防衛に限る」
秘密指定を監査する「第三者機関の設置」を盛り込んだ
至極真っ当な対案を出し、橋下代表が第三者機関の設置は譲らずと強硬姿勢の「特定秘密保護法案」で

みんなの党は19日,午前、政調部門会議で与党との修正協議を執行部に一任し、
「特定秘密を指定するのに首相の同意を義務付ける」とした修正案をだす。
これに与党が同意し、21日衆院特別委員会で法案を可決、
22日にも衆院通過を目指す運びとなる。〈日刊ゲンダイ11月19日発行より抜粋〉

どうしちゃったんだろう?維新はダメでも、みんながあると、渡辺さんの理念と信念を頼もしく思っていたが、この豹変ぶりは?内紛で、党への支持率が下がり続けていることへの危機感があるのか?それで、与党に抱きついたのか?もしそうなら、凋落著しい維新の方が対「秘密保護法」での戦略は的を射ている。野党が丸呑み反対を鮮明にしている「特定秘密保護法案」での、与党との実質修正なしの土壇場合意・・には唖然として憮然、維新とみんな、攻守処を換えて・か。

貞水の名人芸「團蔵と多見之助」

講談祭り 国立演芸場

国立演芸場2_convert_20131119011112

講談祭り20131118琴金柑_convert_20131119010452 琴調講談祭り_convert_20131119010628
   受付の宝井琴柑(きんかん)         ロビーの宝井琴調(きんちょう)

50年前、貞水師匠が若い頃、亡くなった田辺一鶴宝井馬琴師匠と3人、
客席を覗くと、老人ばかりで、
「俺たちが真打ちになる頃、客は存在しねんじゃねえの・・」
軽口を叩きあった思い出を話し、
「近頃は若い方もこうして足を運び下さる、客層は拡がった、これからだ。」 しみじみと嬉しげに、講談界の来し方・行く末を語る。

貞水師匠の声は艶があり活きがよく、よく通る。
演目は「團蔵と多見之助」

三河屋・渋團といわれた市川團蔵(いちかわだんぞう)、團蔵の前に由良之助なく、團蔵の後に由良之助なしといわれた程、「仮名手本忠臣蔵」大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)が当たり役。

加賀の国の一座にいて團蔵一座に入った、嵐多見之助(あらしたみのすけ)、抜擢され「仮名手本忠臣蔵」の塩冶判官・えんやはんがん(赤穂の殿様)を務めるも、ハラガないと、大星由良之助・おおぼしゆらのすけ(大石内蔵助)役の團蔵は、判官腹斬りの場の本舞台にいかず、花道で正座したまま動かない。客席ざわつく。

文政8年(1825年)、江戸から上方に初めての本興行の人気役者・音羽屋・三代目尾上菊五郎は、ケレンが達者、七役早変わりで、腹斬りまで斬り分けて務め、團蔵一座と「仮名手本忠臣蔵」の人気を二分する。

芝居がはねて後の宵、多見之助は、音羽屋のもとに教えを乞う。翌三日目、腹を斬る判官の性根が分かった多見之助の芸に、團蔵は本舞台迄足を運び、判官と相対で「由良之助は未だか・・」「ハッここに!」主従今生の別れに客席は涙・・

左手(ゆんて)にガバトつきたてれば、掛け来る大星由良之助、耳元で囁く言葉は「おめえ、音羽屋に聞いたろう!」

多見之助は、後に恩人音羽屋の屋号をもらい、尾上多見之助と名乗ります。
本日はここらあたりで・・(*^_^*)

読書日記

・浅田次郎の新作「黒書院の六兵衛」を注文しました。

黒書院の六兵衛 (上)黒書院の六兵衛 (上)

浅田 次郎


江戸時代末期のお話しで、武士の作法と云うものが物語のベースにある話で、 いろいろ参考になります。(友人高木俊明氏の所感)


・今は、「愛着障害子ども時代を引きずる人々」精神科医・岡田尊司著を読む。

夏目漱石の生い立ち、実父母・養父母共に生煮えの関係、愛着障害は漱石に生きづらさをを与えただけでなく、彼の想像力の源は彼が抱えた、悲しみ・憧れ・自己矛盾にあった・・と綴っている。
ルソー、小説家ジャン・ジュネ、心理学者エリクソン、母が正気を失い12歳で存在がなくなる喜劇役者・チャールズ・チャップリン、「痴人の愛」「卍まんじ」など異常な愛の形を好んでモチーフにした耽美派の作家・谷崎潤一郎、昭和恐慌を克服した蔵相・高橋是清さらには、自らの出生と引き換えに母が死んだ,ゴータマ・シッダールダの持つ、後の釈迦へとつながる〝生きることへの違和感”に言及している。読みやすい文章、興味深い内容です。11月4日ブログ記事


・直前に読んだ本直木賞受賞作・桜庭一樹の「私の男」

私の男 (文春文庫)私の男 (文春文庫)

桜庭 一樹


北海道奥尻島地震で父母兄妹を失った娘は、15歳上の養父のもとで育つ。抱擁する父性、元々一体であったアンドロギュヌスが生き別れた男女の片身を探し求める様な相手への自己投影感、抑えがたい男女間の性の発露、三者を融合した様な二人の関係・一体感を圧倒する筆力で描いていて一気に読み切る。面白いです。

日本語の言語の語彙は・・・ 

日本語の言語は、微妙な空気を表す語彙に事欠かない。

齟齬・・この言葉もそれに該当します。

一人ぼっちは寂しいものだが、

双方向の対話を重ねてきたと思っていたのも独りよがりで、

双方の思いは逆方向のベクトルで、

齟齬が生じていた事にようように気付くとは、間抜けなこと・・。

人から想起する言語を思いつくままに、

(しい)人、(ましい)人、(うる)人、(玄なる)人、(久なる)人

ちょっと気が早いですが、今年も、静穏のうちにとはいかず、

例年通り、落ちのつく年の瀬になりました。

寄席に通い過ぎたせいだろうか・・。(*^_^*)

浪曲師・玉川太福(だいふく)を紹介

笑った顔は屈託ない少年の様、

玉の汗を川の様に流し、お顔はふっくら福相で、名前通りの玉川太福(だいふく)

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      玉 川               太 福
古典演目の
「不破数右衛門芝居見物(忠臣蔵義士銘々伝)」「阿漕ヶ浦」「太閤記」
「寛永三馬術 梅花の誉れ」等、著名な語りに加え

新作演目は
「人情深川夫婦甘酒(作•飯田豊一)」
「南方熊楠~熊楠、いざロンドン参上!~(作•行田憲司)」
「銭湯激戦区(自作)」
「自転車水滸伝~ペダルとサドル(自作)」
「新弟子~痩せた力士たちの青春~(共作)」
「非正規雇用2012」等
など、ユニークな楽しめる講談が並ぶ。

本日は「南方熊楠(みなかたくまぐす)~熊楠、いざロンドン参上」の一席を披露

和歌山県に生まれ、大学予備門をその好奇心旺盛な性格から落第し、渡米、アメリカでは植物採集をして粘菌の魅力に取りつかれ、さらに英国に渡りリバプールからロンドンへ、その博識で、大英博物館の東洋関係文物の整理目録を作る部員に任命され、精力的に書物辞典を書き写した「ロンドン抜き書き」は52冊☆ 博物、生物、民俗学者ETCの南方熊楠。この頃、孫文とも親交を結んでいる。

太福の背景の額は来日した孫文が書き送ったもの。『桃中軒雲右衛門さんへ』
    講談初代宗家「桃中軒雲右衛門」は南方熊楠のこと・・です。

太福の自己PR
古典でも新作でも、浪曲を知らない人•初めて聴く人に、しっかり伝わり、
楽しんでいただける浪曲師でありたい。声は大きいです。

本人サイト
ツイッター「tamagawadaifuku」、facebook「古俣太(本名)」です!

陛下のお気持ちを宮内庁長官が代読・・会見する

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新宿末廣亭の寄席は、夕方からほぼ満席でした。
琴調さんが、山緑に指南した「木村長門守重成」を語る。じっくり時間をかけてとった高品質の出汁の様なスッキリとしながら深い味わいの語り・・

寄席に講談一席含めれば、ポピュラーに普及していくと思われるのですが、今のところ、講談協会から宝井琴調さんを含めて3名落語協会に登録しているのみで、寂しい。講談協会落語協会とタイアップして是非とも一般に広く普及させてほしい。せめてHPを落語協会並に・・今のままでは渋すぎます。

世間は、食品偽装や、小泉さんと細川さんの元首相同士が脱原発で1か月前会談していた、と報じられるなか、刃物入り封筒を送られ刺殺団派遣するという脅迫を受けた山本太郎参議院議員の身を天皇陛下が案じている、という内容を宮内庁長官が、本日14日に会見している。陛下のご意思だろう。

陛下は幾度も被災地を訪問され、被災民の苦しみを共有され、励まされている、そのお優しい気持ちは、ご自分に手紙を手渡しされた山本議員へのバッシング、更には脅迫と云う異様な事態を決して望んではおられないだろう・・陛下のお気持ちを、宮内庁長官が公にしたことで事態が収拾されればこれに越したことはないです・・。

ここはこうだん★高円寺〈第20回〉

ここはこうだん★高円寺〈第20回〉

当ブログでお馴染の花形(若手の意味)実力派の2人宝井一凛神田山緑に加えて
津軽三味線の山本大の演奏は、撥さばき〈何故かピッグ〉も見事に、心と身体に反響して感動モノでした。
高円寺で育った若手芸人は、世界の演奏家に雄飛していました・・!

山本大3_convert_20131114002227 津軽三味線の山本大2_convert_20131114002140
     迫力ある山本大の演奏「津軽ジョンガラ節のアレンジ」

写高円寺で一凛_convert_20131114002300 高円寺で神田山緑_convert_20131114002616
      一 凛                  山 緑
この秋、真打昇進した一凛は「八百屋お七」を語る。
山緑は、観客の手ごたえを掴みながら「木村長門守重成(きむらながとのかみしげなり)」を重ねていますが、江戸前の風情を醸す山緑と、この話の稽古を付けた宝井琴調(きんちょう)さんと二人が、14,15日と2夜連続で、日本橋亭において講談夜席に出演します。琴調さんの語りが今から、楽しみ・・ですね~。

特定秘密保護法案は外国メディアが反対!し、解雇自由な特区を認める国家戦略特区関連法は、田村厚労相も反対!

明日は、高円寺で寄席があり
今日はその下見で高円寺迄行き、帰りはJRで四谷まで乗って、
その先は歩いて帰りましたが・・

その先の地下鉄4駅分・4キロ~5キロ弱になるくらいの距離、
冷たい大気の中を既に冬のコートを羽織り寒さを遮って早足で歩いたので
背中がポカポカして汗ばんできて・・
代謝も上がり,身体が爽快で、風をひくこともありません。

世の中は、特定秘密保護法案が国会審議され、特定秘密の線引きが曖昧なまま
戦前の特高復活かと、庶民は恐る恐る成り行きを見守っている・というでもなく
秘密保護法案反対デモも官邸前集会も主催者発表400人と盛り上がりに欠け・・
先月29日の米国ニューヨークタイムズは電子版社説で〝ジャーナリストに
対する最長5年の懲役刑を脅しとして、政府がより不透明になる”と指摘。
外国特派員協会は11日〝法案は報道の自由及び民主主義の根幹を脅かす悪法で 
あり、撤回または、大幅修正を強く求める”と、外国メディアの方が、断固反対の姿勢を強く表明しているというチグハグサ。

この他、日本版NSC設置法案、産業競争力強化法案、国家戦略特区関連法案等、国民生活に密に影響する法案が成立必至で、国家戦略特区関連法は、解雇自由な特区を認めるもので、担当の田村厚生労働大臣がまずいのではと、所感を述べたいわくつき法案です。労働者が解雇自由にされては困るのでこの法案には反対!

渋谷健やか寄席で、落語・講談・浪曲の花形が初顔合わせ

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左より神田山緑 古今亭文菊 玉川太福 小名木善行(ブログ〝ねずさんのひとりごと”の管理人)

11月10日 渋谷の(商品ミキプルーンで著名な)(株)三基商事に於いて 
第10回渋谷健やか寄席が開催されました。
日本の三大話芸の将来を背負って立つと目される若手花形
落語家古今亭文菊・講談師神田山緑・浪曲玉川太福が得意の持ちネタを披露し、熱心な観客20名が盛んな拍手を送りました。

戦前は、日本武道館?が一杯になるほど人気があり、大きな会場で一度唸れば 家が建ったといわれた浪曲も、現在では全国で浪曲師は60人程になり、講談師は80人、対して人気のある落語は噺家が800人、関西の芸人をいれると1000人と云われます。講談・浪曲の課題は、芸の継承が先細りになっていくこと・

すそ野を広くするには、大衆が話芸を知る機会を増やすことですが、永谷商事が広小路亭を立て直すとまではいかなくとも、50~60人で満員になる広小路亭やお江戸日本橋亭が、もう少し観客が心地よく長時間いられるように椅子を、パイプ椅子から脱皮をする方を考えてもらえないか・・と、山緑さんに、お茶会の席でお話したら「僕にその方を考えろと(~_~;)」と、感想をお笑いの一席に・

文菊さんは、歌舞伎役者市川海老蔵の幼馴染で何故か容貌もそっくり、2008年若手落語家グランプリを、09年NHK新人演芸大賞受賞、12年に抜擢で真打昇進 今回も抜擢昇進 落語協会で古今亭志ん陽、文菊が真打ちに・産経ニュース

玉川太福さんは、「夢はコント作家」から、27歳で偶然出会った浪曲に衝撃を受けて入門。三味線の伴奏を用いて物語を節と啖呵(台詞)で演じる語り芸の浪曲界で、選挙で若くして理事となる。古典も新作も、浪曲を初めて聴く人も、シッカリ伝わり愉しんでもらえる話芸を目指す。曲師・故師匠のおかみさん玉川みね子の三味線を伴奏に、汗と唾を飛ばし熱演!

蜻蛉(とんぼ)にでもなって、空を飛べたらなら、地上を 俯瞰して、思う場所に思う時に着地できるのにと思う

鳥類の頂点に立つ猛禽類のトビ(鳶)、別名トンビ‥‥
「鳶が鷹を生む」などと揶揄されているが、天敵のいない空を自由に飛ぶ彼らをいつも羨ましく見ている。もし生まれ変われるなら、薄暗い海底の貝よりも大空を滑空するトビに、私はなりたい。

ブログ〝ミケとチビの湘南海岸物語”の「吠えるシシマル」2010年12月21日記事より
     管理人wabiさんの言葉

鳶とまでいかなくても、蜻蛉(とんぼ)にでもなって、空を飛べたらなら、地上を俯瞰して、思う場所に思う時に着地できるのにと思う。

時が巻き戻せるなら、消化不良を起こした様に、常に胃モタレ感を覚えながら、身動き出来ずにいた前半生を、半分くらいは取り戻せるのだろうか・・

健康体・怜悧な頭脳・的確判断・筋を通す強い意思、すり鉢の底に滑り落としこませたものを、怯える意識が摺りこぎとなって擂り潰した。曖昧模糊の霧の中で、闇夜に潜む魔物の手から逃れて生きてもうちょっとという、人生残り1/3の時間軸のところで、霧は晴れ、その姿は陽の下に晒される。鷹でも鳶でも蜻蛉でもない身は、いったい何処に、何時辿り着けばよいのか、わが身ひとつ、経験と直感を頼りに生きるこの21世紀。価値観にさほど疑問符の必要なかった20世紀と様変わりしたご時世、羅針盤となる夜空の北極星は何処に煌めいているのか。

レトロな佇まいの浅草木馬亭で一龍斎貞山を聴く

浅草に行き、木馬亭で寄席を聴く。

浅草寺前の車夫_convert_20131108204802 浅草寺前スカイツリー_convert_20131108204731
浅草寺雷門まえの人力車夫        吾妻橋方向に見える墨田区のスカイツリー

木馬館は講談・浪曲を披露する木馬亭入り口が左側にあり、右側には、大衆演劇の看板が掛かっている。

木馬館2_convert_20131108204942 一龍斎貞山_convert_20131108204617
レトロな佇まいの浅草木馬館と       一龍斎貞山


神田すず
宝井駿之助(しゅんのすけ)
 聴いて勢いがあり面白くゲラゲラ笑えて、口跡がよろしいのは、若手ですね、 駿之助さんは素晴らしい、すずさんもよろしい。

一龍斎貞山(ていざん)  名手のはずだがお疲れか・・
宝井梅福(うめふく) 
 「西行法師が詠んだ歌を、歌に詠まれた鼓の滝の精が添削する話」
  に聴く ヶ滝をうち見れば (皮)辺に咲きし たんぽぽの花
宝井琴桜(きんおう)「榎本武揚(えのもとたけあき)親子餅」
  佐幕派・海軍奉行の榎本武揚が函館五稜郭の戦いから帰還して、投獄されて  いるとき、一目会いたさに、老母が餅屋に身をやつして獄中に入る話。

帰りは、隅田川から引いた水路の舟や水天宮を見ながら、浅草から人形町まで歩く。水天宮は子どもと一緒に参詣してからなんと、15年ぶりでした。

船宿_convert_20131108210549 水天宮_convert_20131108220845
水路の屋形船               人形町の水天宮


















 

 

溜息は命を削る鉋(かんな)かな・・

朝は雨模様で傘をさして出かけましたが、

夕方、所用を終えて戸外に出たら雨はあがっていた。

霜月の夕暮れ時は5時を過ぎると既に、周囲は闇になる。

彼岸までの暑さは嘘の様。

今夕は友人と、久しぶりの会食で

一龍斎貞橘(いちりゅうさいていきつ)の講釈にあった川柳が思い出される。

「溜息は命を削る鉋(かんな)かな・」

溜息ばかりついていた日頃の気鬱がはれました。

持つべきものは友です。


田辺鶴瑛 母と義母そして義父の介護をした実話を笑いと  時にほろりと「ほっとけ心のアッパレ介護」

中野で講談定席

田辺銀冶(ぎんや) 明治の悪女「爆裂お玉」の序章
神田山緑(さんりょく) 木村長門守重成を風呂場の湯気で人間違いをして豪傑・ 後藤又兵衛を叩いて、返しの拳で気絶した男・山添りょうかん
宝井琴桜(きんおう)  会津藩の二人の女性 中野竹子(戊辰戦争で奮戦)と
  瓜生岩子(うりゅういわこ・会津落城を経て社会福祉に精を出す)
桃川星之助(ほしのすけ) 三国志
田辺鶴瑛(かくえい) 母・義母・そして義父の介護をした実話を笑いと
  時にほろりと「ほっとけ心のアッパレ介護」漫談の様でいてほろっときます。

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田辺鶴瑛と銀冶

前座宝井梅湯_convert_20131106004956 神田山緑3_convert_20131106004906
 前座・優しい語り口の宝井梅湯(うめゆ)  中野講談界企画構成もする神田山緑

岡田尊司著「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」

「毎朝1分!天才のヒント 」という癒しのメルマガが毎朝配信されてきます。

編集:倉橋竜哉(アイネスト株式会社 代表取締役)

~愛と叡智を生きる力に~
アイネスト株式会社

〒157-0066 東京都世田谷区成城6-16-23 レクト成城2F
TEL:03-6411-9747 FAX:03-6411-974
登録・解除:http://www.ainest.com/archives/8

今日はそのメルマガの主・倉橋竜哉さんの講座の受講者有志が集まって、豚の丸焼き大会でした。講座は、「マインドマップ」「記憶術」「呼吸法」等・・

豚の丸焼き1_convert_20131104225227  豚の丸焼き10_convert_20131104204938
講師・主催者の倉橋竜哉さん          皆で歓談

空輸で取り寄せた豚の丸焼きを、切り分けて皆で頂く。その際、お勧め本を1冊持ち寄り交換会をする。私は「愛着障害子ども時代を引きずる人々」岡田尊司著という、精神科医の書かれた本を交換で頂きました。

母親との繋がり・愛着が人の心の成長を大きく左右する、その例を、ビルクリントン、アーネスト・ヘミングウェイ、中原中也、太宰治、そして夏目漱石は「坊ちゃん」を引き合いにだし

引用『母は兄ばかり贔屓にしていた。この兄はいやに色が白くって・・・おれを見るたびにこいつはどうせ碌なものにならないと、おやじがいった。乱暴で乱暴で行く先が案じられると母が云った。なるほど碌なものにならない。ご覧の通りの始末である。(中略)オヤジは何もせぬ男で、人の顔さえ見れば、貴様は駄目だ駄目だと口癖のように云っていた。何が駄目なんだか今に分からない。妙なおやじがあったもんだ。』
こうした一節にも、からりとしたユーモアの影に、親から否定され続けてきた漱石の屈折した思いが滲んでいる。(「坊ちゃん」を引用した岡田氏の文章の一部)

不幸な生い立ち、実父母・養父母共に生煮えの関係、愛着障害は漱石に生きづらさをを与えただけでなく、彼の想像力の源は彼が抱えた、悲しみ・憧れ・自己矛盾にあった・・と綴っている。

岡田氏は小説家小笠原慧のペンネームで「DZ」「手のひらの蝶」「風の音が聞こえませんか」「サバイバー・ミッション」の作品があり、その文章は分かりやすくかつ、奥が深い。

思想家ルソー、小説家ジャン・ジュネ、心理学者エリクソン、母が正気を失い12歳でその存在がなくなった喜劇役者・チャールズ・チャップリン、「痴人の愛」「卍まんじ」など異常な愛の形を好んでモチーフにした耽美派の作家・谷崎潤一郎、昭和恐慌を克服した蔵相・高橋是清さらには、自らの出生と引き換えに母が死んだ,ゴータマ・シッダールダの持つ、後の釈迦へとつながる〝生きることへの違和感”にも言及している。読みやすい文章、興味深い内容です。

今のままではじり貧なので、歴史好きの日本人の性癖に適って講談普及する様、台本を寄席で売っては如何か・・

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神田松之丞さん      と       神田山緑さん

ずっと講談をブログに書いてますが、理由を自分で探ったら、10数年歌舞伎・文楽を観てきて、1つの演目を3度位(3人の役者が)演じるのをみて自分なりに消化したなと思った、また、感動が薄れたことも起因していると思います。

一生懸命な無私な清新な姿に触れると、人は(人に依るが)、はっとしてグッときて、思わず涙ぐんだりします。講談は、私の心の琴線に触れたのだと思います。国立劇場の花道外の2等A席(4050円)または、3等席で観ていましたが、演じる業界も慢心している様な、そんな気がして少し嫌になったと云うのが、偽らざるところです。(歌舞伎座は桟敷席に座る方は2万円払う)

一興行、6人で6席語っても、おおむね2000円、前売りで1500円を分けあって、清貧の儘に好きな稽古に精進し、創作する講談師の至芸に惹かれたのだと思う。

本日、お江戸日本橋亭で朝錬会は
一龍斎貞寿が「名人小團次」
神田松之丞が、「沢村淀五郎」
共に、歌舞伎役者が若い頃の芸のまずさ、性根の無さを親方に怒られ、上方を(江戸を)出ようか、役者を止めようか、親方殺して自分も死のうかと、苦悩する。それを受け止め、役者ならいい役者になって見返してやれ、それがなによりの恩返しと、諭す恩人がいて、両人とも後に大看板になっている。幕末の白浪物の名人・市川小團次が誕生するには、苦しんだ時期と支えた三津五郎という大きい存在があったことが分かり、人間は山を乗り越える苦労をして、成長するのだと共感し、感動しながら聴き入る。

将来の大看板を予感させる山緑さんと、松之丞さんですが、落語芸術家協会とタイアップして、落語の寄席の間に講談一席いれ、TV中継でも放映される日本講談協会所属の松之丞さんの席には、中年若年女性も若者もいて、観客数も多め。その、ファンへの浸透の差に一寸驚きました。講談協会も、何か工夫して、一般客へ周知広報出来ないか?山緑さんの力量が勿体ないと思います。10数人から満員で60人くらい客が入るのが、今日の講談の現状です。

松之丞さんによると、講談本は市販されておらず、神田の古本屋街で掘り出し物があったら幸運なのだと・。聴いてるだけでなく、床本の様に筋を追って読みたいと思う。講談本が市中に出回る、ITでダウンロードできる環境になれば、歴史好きの多い日本人の性癖に適って、もっと一般に普及すると思えます。床本作って、寄席で売るように出来ないでしょうかね?

神田すず勉強会 大器・山緑の語りを聴く

本日のお江戸両国亭は 1,000円の木戸銭で

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二ッ目神田山緑(兄弟子)         神田すず(妹弟子)HPより転載

神田すず勉強会 宝井梅湯(うめゆ)が前講を勤めて、神田山緑がゲスト。

講談師は女流の方が人数が多く、新作を創作し、古典を語り、なでしこ会などを作り勉強会も熱心に開催して傍目にもチームワークよく頑張っています。

ゲストの兄弟子の神田山緑さんが新ネタを披露しました。宝井琴調(きんちょう)さんに教わっていると云う、大阪夏の陣の豊臣の家臣木村重成(名将、討ち死にする)をヒッパタコウトシテ、風呂場の湯気で人間違いして、猛将・後藤又兵衛を叩いて、失神した男の噺。声量・写実性が豊かで、緩急ある評判通りの芸は、既に二つ目の域を出ていると感じる程、秀逸でした。

霜月・師走と東京の街のあちこちで講談は語られます。緩急ある、流れる様な話芸、滑稽み豊かに、人情語りは続きます。12月14日は土曜日、神保町落語カフエで、じっくりと赤穂義士の語りをお聴き下さい。

「岡野金右衛門」  一龍斎貞鏡(いちりゅうさいていきょう)
「勝田新左衛門」  神田松之丞(かんだまつのじょう)
「倉橋伝助」    一龍斎貞寿(ていじゅ)
「忠僕元助」    旭堂南青(きょくどうなんせい)別名:みなみの青大将
「赤垣源蔵」    神田きらり

12月14日(土)pm6時半開演 神保町駅A6出口徒歩2分
らくごカフェ 0362689818(平日12~18時) 
EMAIL    rakugocafe@hotmail.co.jp

 言葉・イメージ・感情・行動を変えて結果をかえよう

昨今はセミナーばやりで、聴いてみると、相性の合うセミナーも多くあります。

例えば「○○○地図」

自分自身の潜在意識の制限を外し、可能性を開く鍵は・・

言葉を変える、(アファメーションともいいますし)

すると、イメージが変わる(ビジュアリゼーションともいいます)

感情がかわり

行動がかわり

結果がかわると云うもの


子どもはほめて育てよと云いますが、

大人になっても、人は褒められて嬉しい、

わくわくして、プラスイメージを描くと、現実化するのです・・

というセミナーを最近気にいって、聴いてはイメージトレーニングしています。

夢は現実化するかな・・・(^-^)







プロフィール

imagica

Author:imagica
種別 生物
趣味 散歩と文楽と歌舞伎
文楽歌舞伎狂言の非日常性に昇華された人間性を感じます。日々のつれづれを 舞台に投影したり政治に絡めたりして書いています。

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