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生涯最後の能を観ました(寝ました)

10月21日の今日の出来事//

生涯最後の能を観ました(寝ました)。

青翔会(せいしょうかい)は、能楽三役(ワキ方・囃子方・狂言方)の
研修生や修了生の若手の発表の場として開催されます。
若い方を応援したいのはやまやまだが、気が付いたら終わってました。
爆睡・・(;一_一)!

古くは田楽・室町時代に世阿弥が完成・江戸期は武士の素養とされ、民衆が木戸銭を払って観たものでないので、私の見解は、芸能としては??三味線の音色はなく、地謡に音程メロディーがなく音楽性が無い、舞の動きも平坦なまま、更に、今日は篠笛が耳障りなほど、音程が採れていなかったので、もうこれで、生涯最後の能鑑賞にする決意を固くした。

参照 何故 能舞台を観ると 熟睡するか?imagica blog2013年1月21日 

能楽青翔会_convert_20131021215415 楊貴妃_convert_20131021215459
   国立能楽堂青翔会ポスター         能「楊貴妃」の面と装束

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何故 能舞台を観ると 熟睡するか?

大正7年刊行「謡曲集」有朋堂書店の冒頭に

謡曲は・・・
上古・中古の古典に見ゆる伝説・歌物語等より、近古時代の戦記物に至るまで、
凡そ有名なる文章と話編とは、殆ど挙げて謡曲の材料に供せられたりと・
その神事能といひ、幽霊能といひ、また狂女物といふが如き、
殆ど同巧異曲にして甚だ変化に乏し。  大正3年6月校訂者 野村八良

江戸期に 武士の素養として 大名が能楽師を抱え(半武士の扱い)
故に、観客が内容を予習して既知であるのを 前提とした舞台であり
観て あれほど眠くなる理由が分かりました。

数名(3名くらい)の作者が収集・執筆し
作品数は 岩波古典文学体系「謡曲集」にあるのもので 百三編 
伝説や歌物語・戦記ものから 有名な文章や言葉を集め作った短編集で
まず、読み 声に出して謡う と書かれている。

歌舞伎戯作者・河竹黙阿弥を比肩したら 
幕末から明治26年絶筆までに歌舞伎狂言舞踊物を300編を生涯に書いている。

うち、100数編が現在でも繰り返し 上演されている。

私の場合 何故観能の度に熟睡するのかを
納得いくまで調べた処
読むもの謡うものであった謡曲を 舞台に仕上げとものと知り
腑に落ちました。
先日の 2002年に続く2度目の観能も しっかり眠れました。 

国立能楽堂(JR千駄ヶ谷駅徒歩5分)
宝生能楽堂(JR水道橋駅徒歩1分)
矢来能楽堂(メトロ神楽坂駅下車徒歩2分)
観世能楽堂(JR・井の頭線・東横線・メトロ渋谷駅徒歩12分)
喜多能楽堂(JR・東急目黒線・都営三田線・メトロ南北線目黒駅徒歩7分)他

靖国神社の能楽堂では 例年桜の時期に 夜桜能が開催されます。
花見がてら お出かけください。
夜桜能公演・雙ノ会公演のご案内
春爛漫 満開の桜の下で 靖國神社夜桜能

http://www.yozakura-noh.com/Pages/default.aspx


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親子物 能・謡曲 「三井寺」「隅田川」

「三井寺」は はぐれた我が子「千満」(せんみつ)に 
    清水寺でみた霊夢の通り 近江の国・三井寺で再会できる噺

子ゆえに迷ふ 親の身は 
 恥も人目も 思われず」
       
巡り会って 喜びあう親子 
 「親子の契りつきもせず 富貴の家となりにけり」
              能「三井寺」より

梅若伝説「隅田川」は さらわれ 遠い下総の国で 
       亡くなった子「梅若」の墓を 
           探し当てた母が 嘆く話

さらわれた我が子を探し 武蔵の国まで来た狂女が、
  隅田川の渡しの船で 渡し守の話を聞き、
   1年前、対岸の下総の川岸で死んだ子は 
     我が子「梅若丸」と悟り
           正気に戻り泣く。

供養する母の元に 塚から 梅若丸の亡霊が 現われるが、
  とりすがろうとする母〈般女の前)の 手元をすり抜け 
    夜明けと共に 消えていく。
   http://imagica.blog.fc2.com/blog-entry-73.html より 

舞台上には 渡し舟と 乗船した狂女と 渡し守のみ
故六世中村歌右衛門が 勤めて 海外公演で絶賛されました。
言葉が分からなくても 感動は共有できる・・

THE能.COM参照 http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_012.html


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中将姫伝説・能「当麻(たえま)」

中将姫は 奈良時代の藤原不比等の孫・南家の右大臣藤原豊成公の娘
母と死別、継母に疎まれ、1度ひばり山に捨てられる。
このときは父が連れ帰るが 
自ら願って二上山の山麓にある当麻寺へ入り 17歳で仏門に入る。

写経一千巻を達成の後、 五色の蓮糸を用いて 
一丈五尺(約4m四方)の曼荼羅(仏の悟りの境地を描いた絵図)を織る。
29歳の春、雲間から 阿弥陀如来を始めとする二十五菩薩が来迎され 
伴われ 西方浄土に 向かう。

古今東西にある 継子虐めの噺ですが 
西洋の白雪姫と違うところは
中将姫は其の境遇ゆえ精神が 透明度を増していく・・

「誰とは などか愚かなり 呼べばこそ来りたれ」
          能「當麻(たえま)」より
阿弥陀如来を一目見たいと 願った姫の前に現れた 老尼のいう言葉・・

諸説あり 
織った曼荼羅の中央の仏が微笑み その御顔が亡くなった母の顔と重なる
来迎した如来・菩薩とともに浄土に向かい
朝 冷たくなった 姫の体が横たわる  等など・・

二上山は 古くは天武天皇の第2皇子 大津皇子が 葬られた所でもあり
(父亡き後、継母鵜野后に 死を賜る)
国文学者折口信夫が 大津皇子の悲劇と 中将姫伝説をMIXした 
小説「死者の書」を書いている。 

【死者の書】
大津の皇子が 雫の滴る石棺の中で目覚め
死人として葬られた身を嘆き 藤原氏の娘、耳面刀自(みみものとじ)を 
呼び寄せようとする
大津皇子の亡霊が 中将姫を耳面刀自と見なして
二上山に呼び寄せ
姫は皇子を 山越しの阿弥陀如来の来迎と見て
引き寄せられる。
二上山麓の当麻寺に身を寄せた 中将姫は そこで蓮糸で曼荼羅を織る。

二上山の當麻(当麻)寺は 大津皇子の悲劇性由来か
中将姫伝説に 能に 小説にと
多くの場で 語られています。


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舞踊『六歌仙容彩』(ろっかせん すがたの いろどり)

お能を少し観始めようと・・
謡曲に 小野小町を題材にした

『草紙洗小町』
『通小町』
『鸚鵡小町』
『関寺小町』
『卒都婆小町』
『雨乞小町』
『清水小町』の
「七小町」があります。

「関寺小町」は 和歌の名手の 小野小町を讃えたもの
故六世 中村歌右衛門の 最後の舞台が
国立劇場「関寺小町」でした。

7月7日
近江の国 関寺の僧{ワキ}が,
寺の稚児(ちご)を連れ
和歌の稽古で,
近くに住む老女(シテ)を訪れる。
老女は歌道を極めていると云われ
小野小町の作の歌が話題になり,
老女は 百歳を越えた小町と 知れる。

「卒塔婆小町」は 老いた小町と深草の少将の霊が題材。

卒塔婆に腰掛けた
破れ笠に 乱れた白髪の
憐れな物乞いの 年老いた小町{シテ}を
咎めた、高野山の僧{ワキ}を
老婆は 仏も衆生も隔たりはない、
と 説き砕く。
【大槻能楽堂より抜粋】 
http://www.noh-kyogen.com/story/sa/sotowakomachi.html

歌舞伎では

『積恋雪関扉』(つもるこい ゆきの せきのと)
常磐津舞踊、天明4年 (1784) 江戸桐座初演
      
小町桜が咲き誇る
雪の逢坂の関(おおさかのせき)。
関近くに住む 良峰宗貞(よしみねむねさだ)と
恋人の小町姫(こまちひめ)が
関守の関兵衛(せきべえ)の
素性を怪しむのが前半。

関兵衛が天下を狙う
大悪人の大伴黒主(おおとものくろぬし)
遊女墨染(すみぞめ)が
小町桜の精
それぞれの本性「あらわして
【ぶっ返り】争う 舞踊劇。
【歌舞伎への誘いより】
 http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/5/5_04_25.html
小町桜が咲き誇る 
逢坂関での舞踊が 綺麗です。

『六歌仙容彩』(ろっかせん すがたの いろどり)
舞踊(義太夫・長唄・清元) 天保2年 (1831) 江戸中村座初演 
百人一首の六歌仙の面々が 踊ります。

この2演目が 上演されますが
くっきりと 特徴が別れ
舞踊劇を見慣れた 身には
能楽・謡曲は まさに 逢坂の関・・
[超えるに 大変そう]な・・
予感です。


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